今日の夕方5時に突然入ったメールは、仕事をなくし、住居もなくし、家族4人で、ホテルを転々としながら生活をしてきたがお金が底をつき、今は車中で生活しながら、日雇いバイトのある場所を転々として生活しているので助けて欲しいという相談だった。
家主さんに無理を言って、今日中に布団も確保してなんとか4人が畳の上で温かく寝ることのできる場所は確保した。
子どもさんが脳腫瘍にかかり看病の為に仕事が続かず、家も家賃滞納で失ったらしい。この方に限らず、家賃滞納で幼い子どもも含めて追い出されるという事例が相次いでいる。幼い子が寒空の下に放り出されるのかと思うとやりきれない限りだ。こんなことは絶対に許されない。
それでもお父さんは何とか生活保護は避けたいらしく、家さえ確保できれば日雇いバイトを探して保護に頼らず生活するという。明日も日雇い仕事に行く予定なので、あと一日車で過ごすというのを説得して、何とか今日の入居にこぎ着けた。
しかし子どもさんも入退院を繰り返しているらしく、生活の本拠を安定させて、日雇い日とで各地を転々とするのではなく、安定した仕事に就くまで生活保護で生活するように説得しようと思う。
生活保護を申請しても開始されるまでに2〜3週間もかかる。その間は大概の自治体では5千円程度しか貸してくれない。こどももこの様子では学校にも行けていないのではないか?こういう緊急性を要する場合、2〜3週間も時間をかけるのではなく、即時の保護開始ができないものだろうか?
生活保護法7条は「要保護者が急迫した状況にあるときは、保護の申請がなくても、必要な保護を行うことができる。」とまで規定されている。まさに今回は「急迫した状況にあるとき」だ。明日は管轄の福祉事務所に行って「即時保護」を求めてくるつもりだ。